【その発想は無かった】娘が私に課した試練
1才半になるうちの娘はまだほとんど喋る事が出来ない。
犬の事を「ウォウウォウ」と言ったり、「これ食べる?」と聞くと「うん」と言える程度だ。
だがこちらの言う事はほぼ理解出来ていて、かなりコミニュケーションは取れる。
この間のご飯の時も、「このポテトまだ熱いからね」と言うとちゃんと自分でフーフー冷まして食べていた。
その仕草がたまらなく可愛かったりして、思わず頬がゆるんでしまう。
親バカはさておき本題に戻る。
毎晩食事後、風呂に入るまでの間「いないいないばぁっ!」のDVDを観るのが日課になっている。
昨日もいつものように観せて〜と私の所にDVDを持ってきた。
その晩はなんとなく前々から疑問に思っていた事を娘に投げかけてみた。
何でウータンは頭に赤いマラカスみたいなのが刺さってるんだろうね?
少し考えこむと何故かおもむろに私の頭を覗き込む娘。
次の瞬間何を思ったのか隣の部屋へタタタタッと駆けて行ったと思いきや、赤いカバーの付いたコロコロを持ってきて、
「ん」と私に差し出してきた。
あ、これウータンの頭のマラカスと形状が似てるね。
ってこれを刺せと?
イヤイヤ、私ウータンになりたいなんてひとっことも言ってないからね。
ワクワクしながらこっち見てもそんなん刺しませんよ。
万が一これを刺したとしてもあの可愛らしいウータンとはかけ離れた訳わかんないクリーチャーが誕生しちゃいます。
まずその前に父ちゃんリアルに血まみれになって君の記憶に強烈なトラウマを植え付ける事になるよ。
だからそんなキラキラした眼で見てても刺さないってば。
子供の発想力ってスゴイけどエグイよねって話。