風物詩は決して風流なものばかりとは限りませんよっと
季節はすっかり秋ですが、勝手に夏の話をしたいと思います。
夏の風物詩と言ったら何を思い浮かべますか?
風鈴、花火、蝉しぐれ、海水浴にカキ氷、ラムネ、生ビール。
色々ありますよね。
僕の場合はそういった風流なものではありません。
何かって?
それは、
おむかいの家から聞こえる夫婦ゲンカの声です。
まあ夏に限らず一年中やっているのですが、夏場だと窓を開けている分余計にハッキリと聞こえてくるんですよね。
高校生になる娘さんもいるのになぁと思いながら聞いているんだけど、旦那さんがちょっと変わり者らしく、関西の人なのか何かにつけて
「わぁ〜〜〜!なんでやね〜ん!!」
なんてしょっちゅう大声で叫んでいます。
時には
「人が疲れて帰って来てんのによ〜早く風呂入れ風呂入れってうるせーんだよ!!」
なんて声も聞こえてきます。
奥さんも気が強い人なので、負けじと
「私は疲れてる時にそうした方が身体が休まるから言ってあげてんのよ!!」
なんて言い返してます。
まーこんなやりとりが毎日のように大音量で聞こえてくるもんだから、引っ越してきた当初は驚きのあまり本気で通報しようかと思ったくらいです。
でも思いとどまって考えてみました。
そう言えば奥さんは保育士だったよな。
旦那さんの方は聞こえてくる声から察すると、甘えん坊タイプらしい。
そこでハッと気付きました。
あ、そういうプレイなのかと。
まさに前回書いた
世間には色んな癖を持った人がいるものですよね。
SM好きな人もいれば赤ちゃんプレイ好きな人もいる。
そういう事なのかと。
お向かいさんたちはああして喧嘩というプレイで愛情を表現をしているのかもしれないな。
しかも近所中に聞こえるくらい大声で。
余計タチ悪いじゃん!
プレイだとしたら夫婦そろって変態じゃん。
なんて冗談はさておき、まああの二人は不器用ながらもああして夫婦関係を構築しているんだろうなーなんて勝手な解釈をしています。
そうやって無理矢理にでも理由を付けないと怖いですからね、あの叫び声。
おっと、夫婦ゲンカがおさまったと思ったら今度は隣のアパートから
「おおぉぉぉぉぉおぉヴェェェェェェェェ」
なんて地獄の叫びのような嗚咽が聴こえてきました。
蝋人形にでもされてしまいそうでコワイ。
なんなの?ミサ?
ミサが行われているの?
と思ったら歯磨き中に
「おえっ」
ってなるやつの強烈版でした。
なんだか賑やかなご近所さんたちです。