保育園の先生がとても大切な事を思い出させてくれました
うちは共働きなので娘を毎日保育園にあずけている。
仕事が忙しいときなどは朝イチの7時から一番遅い19時半までフルに面倒見てもらっている。
そういう時は大抵、帰って夜ご飯を食べさせていると、自分の椅子に座って食べてる時間はほんのわずかで、すぐ私の膝の上で食べたいとグズりだす。仕方なく私の膝の上で食べさせていると次は妻の膝の上に移動して食べる。なるべく自分の椅子に座らせて食べさせたいのだが、ワガママで困ってしまう。
保育園には連絡ノートというものがあって、朝、子供の様子や気になった点などを書いて渡すと、帰りにその日の園での子供の様子を先生が書いてくれるのだ。
私はとあるの日の朝、椅子に座って食べてくれない旨を書くと、帰りに先生にこう言われた。
『娘ちゃん(仮名)は寂しいんだと思います。
いつも早朝から遅い時間までご両親に会えないので。たまに保育園でも2時間くらいずっと泣き止まない時もあるんですよ。だからそれは少しでもくっついていたいという娘ちゃんのメッセージだと思いますよ。なのでその触れ合いの時間を大切にしてあげてください。』
私はその一言にハッとさせられた。
毎日当たり前の様に保育園へあずけていた為、娘に寂しい思いをさせているという一番大切な事をすっかり忘れてしまっていたのだ。
同時に親として情けなくなった。
娘がいつも私たちにくっついてくるのも、散歩中すぐに抱っこをせがむのも、彼女にとっては愛情が足りていないからだったのだ。
もっと。
もっと愛をちょうだい。
一緒にいられる時間をもっとちょうだい。
まだちゃんとした言葉を持たないちいさな彼女からの精一杯の叫びをわがままと捉えてしまった事を深く反省する出来事だった。
大切な事を気付かせてくれた先生にこの場を借りて感謝したい。
ありがとう。